始動
最後の更新から1ヶ月経つと通知が来るんですね。
それからさらに時間が経ってしまったのですが、ようやく見通しが立ったので更新します。
補助金申請が無事採択されました。
水回りの工事も終了していますので、これでどんどん進められます。
さて、悩みに悩んだ最終的なコンセプトですが、2つあります。
1つは田舎らしいゆっくりとした時間を過ごすことの出来るカフェ。
観光施設から1本入ったところにあるので、喧騒から少し離れられます。
カフェあるいはカフェ要素を持った飲食店は観光施設に集中しているので、その点では有利かと思います。
本の設置やアジアンな内装、落ち着いたBGMで、快適な空間を提供します。
また回転率の悪さを解消するためにお土産品を販売して単価を上げます。
田舎のカフェでゆっくりお茶をしたお客様はお土産が置いてあると買ってしまうという持論に基づき(笑)地元食材を使った焼き菓子の販売をします。
もう1つのコンセプトは、マンガやアニメに登場した料理『マンガ飯』を提供することです。
といってもオタク向けではなく、1つ目のコンセプトを壊さないような範囲です。
カフェの軽食として不自然ではないような、トーストやパスタ、カレーなどのメニューで厳選しました。
またロスについても極力減らせるように、共通した食材を活用できるようなメニューにしました。
このメニュー選びがけっこう苦労した点であり、最終的に決まった時はけっこう嬉しかったです。
まあ決まったとはいってもその後変更を加える可能性は十分ありますが。
コンセプトの2つ目を入れた理由は、私なりのこだわりです。
元々アニメなどの舞台になった地域に聖地巡礼者が訪れるという旅行行動に関心があったので、事業を始めるうえでその経験を活かしたいと考えていました。
しかしこの田舎にはそれほど集客力のある作品が存在しないため、悩んでいました。
そこで原点に帰り、なぜ聖地巡礼現象が面白いかと考えると、アニメという虚構世界で描かれた場所が現実に存在するという感動なんです。
その虚構空間はドラマや映画でももちろんあり、あるいは心霊スポットやアイドルにおいても似たようなことが言えるのです。
それはいつか機会があれば詳しく語るとして、つまりは虚構世界を現実で感じられるという感動こそが聖地巡礼の魅力なのです。
そのおもしろさの片りんを感じてもらうことこそが『マンガ飯』にこだわった理由です。
他にも聖地巡礼の魅力を知ってもらう工夫はしますが、まずは『マンガ飯』から。
この2つのコンセプトは通常のカフェ営業です。
これらのコンセプトのターゲットは年齢層などに違いはあれど、基本的には地域外の人、旅行者です。
あともう一つ、地域の若者が集まれる場所を作りたいという目標があります。
その目標を達成するための営業を夜にしたいと思っています。
それも毎日はできそうにないので、まずは昼の営業をこなせるようになってから、週末限定で実施し、そのあと考えたりする予定ですが。
お酒の提供はしますが、正直それほど予算がないので種類を揃えられそうにありません。
そこで持ちこみ可とします。
その代わりちょっと珍しいお酒や近隣の居酒屋だと飲めないようなカクテルなんかを提供します。
また持ちこむ人は1品おつまみを購入することというルールを設けます。
正直夜は売上よりも若者のたまり場をつくることが最優先なので。
残る大きな課題は店名です。
これももうちょっとで決まりそうなんですがね。